キャシー・ベイツがアカデミー主演女優賞®を射止めた『ミザリー』、ロバート・デ・ニーロの怪演が話題となった『ザ・ファン』といった、著名人に執着する異常心理を描いたストーカー・スリラー映画の傑作たち。この系譜に新たな名を刻む本作の舞台は映画の都ハリウッド。狙われるのは人気俳優、そしてストーカーを演じるのはベテラン、ジョン・トラボルタだ。
『サタデー・ナイト・フィーバー』や『パルプ・フィクション』『ヘアスプレー』などに出演するハリウッドスターのトラボルタが、自身のキャリアをかなぐり捨てるかのようなストーカー役を怪演。内面から滲み出る狂気や粘着性を見事に体現し、新境地を見せる。共演には、『キャスパー』『ファイナル・デスティネーション』などでブレイクしたデヴォン・サワ、NETFLIXの人気青春ドラマシリーズ「デグラッシ: ネクスト・クラス」で注目を集めたアナ・ゴーリャが名を連ねる。本作でメガホンを執るのは『奇跡のロングショット』などを手がけたフレッド・ダースト監督。ロックバンド、リンプ・ビズキットのフロントマンでもあるダースト監督が、ファンがストーカーへと変貌していく様を実体験を元にリアルに映し出し、狂気を纏う物語が誕生した。
1970年、アメリカ出身。ロックバンド、リンプ・ビズキットのフロントマン。バンドは1997年にデビューアルバムが200万枚を超えるセールスを記録。2000年には3作目のアルバムが全米初登場1位を記録、1200万枚を超える大ヒット。映画監督としても活動し、ジェシー・アイゼンバーグ主演『The Education of Charlie Banks』(2007)や、アイス・キューブ主演『奇跡のロングショット』(2008)でメガホンを執る。